オノマトペでロボット開発

オノマトペとはフランス語で、擬声語、擬音語、擬態語と訳されていますが、自然界の音や声、動きを音(おん)で象徴的に表した語です。

“ゆらゆら揺れる”や“クスクス笑う”や“シクシク泣く”などの表現で、日本語オノマトペ辞典には4.500語も記載されています。赤ちゃんが発する“ワンワン”や “アブアブ”などもオノマトペですが、こんな簡単な言葉を使って「生活支援ロボット」の研究開発が進められています。“ザラザラ”などの感触を表す言葉は、外国の赤ちゃんでも認識することができるのだそうです。マンガの世界では一歩先を行くオノマトペですが、世界共通の言語になるのでしょう。少子高齢化が進むなか、家での生活をサポートしたり簡単なコミュニケーションや赤ちゃんでも動かせるロボットの開発が進んでいます。

当社でも無声だった産業ロボットに音声を組み合わせ、誰でも認識できる作業の標準化や安全管理に力を入れています。