子どもの頃の遊びから生まれる科学技術の芽

世界で通用する科学者・技術者を目指す高校生の「科学技術チャレンジコンテスト」が開かれ
富山市立高岡高の林靖人さんが『ダンゴムシ』の研究で文部科学大臣賞を受賞しました。

子どもの頃よく遊んだ、すぐに丸くなるあのダンゴムシが
障害物にぶつかると左右交互に曲がるこれまでの「交替性転向反応」という定説に疑問を持ち、
観察・研究を続けた結果、障害物に接触した触角と逆向きに曲がることを発見しました。
林さんは、「分からないことを分からないままにしておきたくないから」と語り
夢は生物学者だそうです。

京都市立深川高の三宅浩一郎さんは『泥団子』の研究で朝日新聞社賞を受賞しています。
なぜ泥団子が球形を維持できるのか。泥の粒子の大きさや水分量から、最も硬い泥団子をつくる条件を調べています。
その研究応用は土砂崩れを防ぐことに役立つかもしれません。

科学技術の進歩は、小さなヒラメキや興味や粘りから生まれる”日進月歩”の力なのですね。