108歳の回転木馬(メリーゴーランド)に感動

日本の産業革命遺産の勧告が世界のニュースになっていますが、日本機械学会が2007年から認定を始めた「機械遺産」をご存知ですか。毎年8月7日の「機械の日」に発表されますが、もう70件以上の機械遺産が認定されています。そのなかに「としまえん」(練馬区)の回転木馬「カルーセル エルドラド」、1907年にドイツ人技師ヒューゴ・ハッセ製作の回転木馬が現役で動いています。木造で24頭の馬と6頭の豚が走るアールヌーボー調の木馬です。米国の遊園地が閉鎖され、としまえんが輸入し2年かけて改修し71年に息を吹き返したハッセの最高傑作として高い評価を得て、2010年芸術作品と機械技術が融合した見事な作品として機械遺産に認定されました。

メリーゴーランドは遊園地の花形として、いまも子どもたちに夢とロマンを与えていますが技術屋としては108年もまわり続けてる回転木馬に嬉しさと誇りを感じます。