なんの役にも立たない研究

当社の古川工場のある岐阜県飛騨市の東京大学宇宙線研究所は「ニュートリノ」の発見、研究で世界のトップを走っています。
素粒子のニュートリノ研究で2002年に小柴昌俊博士、2015年には梶田隆章博士がノーベル物理学賞の対象となった宇宙の果ての情報を届けてくれる素粒子ニュートリノを観測しています。
「何の役にも立たない研究」と今はいわれますが、100年後には様々の宇宙の謎が明かされる研究なのです。この宇宙から来る素粒子が人間の体を突き抜ける時には全く何の影響も与えませんし、太陽の核ではたくさんのニュートリノが生まれ出ている謎も解明されていません。しかし“役に立たない”といわれても“人類の知の地平線を拡げる”ことだけは確かです。こうした科学の研究こそ「日進月歩」の時間なのです。
創業50年も当社にとっての一里塚です。