科学にも「左右」があるの?

人間は圧倒的に右利きが多く、左利きは10%程だそうです。今では生活道具でも左利きの道具もあり不便はありませんが、右利き左利きの理由は遺伝的要因や脳の使い方の特性や身体の機能の働き方で決まるそうですが、定かではないようです。

スポーツの世界では左利きの選手が特技を発揮しゲームを楽しませてくれます。
実は科学の世界にも左右があるのだそうです。古典物理学では、左と右(実像と鏡像)を入れ替えても物理法則は同等に成り立つとされていましたが、1954年アメリカの科学者によって弱い相互作用(素粒子の崩壊を引き起こす力)が働く現象で空間の対称性が保たれず、左と右の区別は可能なことが実験で証明され、1957年にノーベル物理学賞を受賞しています。科学技術の世界での左、右はどんな特性があるのか、ちょっと想像できませんが、自然界にも左、右の世界があるということですね。科学も面白いですね。