宇宙創生の日進月歩を観る

当社創業者、渡辺は岐阜県飛騨市出身ですが、飛騨市には奈良時代から採掘されてきた東洋一の広大な鉱山跡地を活用した東京大学宇宙線研究所があり、当社の飛騨工場もあります。
この鉱山跡地を活用して1,980年代から小柴昌俊博士が陽子崩壊の観測を始め初代カミオカンデが誕生し、1996年代から2代目スーパーカミオカンデでニュートリノの観測施設としてスタートし、2002年には小柴博士がノーベル物理学賞を受賞し2015年には梶田隆章博士が小柴博士に続いてニュートリノ素粒子の研究でノーベル物理学賞を受賞されました。
そして現在、3代目のハイパーカミオカンデが昨年着工し2027年の完成を目指しています。宇宙から飛来する素粒子ニュートリノが地下深い水槽を通り抜ける際に放つ微弱な光を捉え宇宙の成り立ちの解明を目指す研究を世界19カ国約450人からなる研究グループによって始まっています。科学の日進月歩を身近に感じながら我社も新しい時代に挑戦です。