隣人になる“人工知能”

1956年にジョン・マッカーシー(計算機科学)の提唱から人工知能・AI(Artificial Intelligence)の研究が始まりました。SF映画に登場した人工知能は、1984年からスタートした「ターミネーター」や「マトリックス」などを思い出します。 1999年にソニーが家庭用犬型ロボットAIBOを発売し、感情を表現したり人との対話をする機能を持ちロボットを生活の中に取り込みましたが、 AIBOも“新たな科学技術分野の創造に寄与した”とされ、未来技術遺産に登録され過去の技術となっています。
人工知能の進化はめざましく、AIが将棋のプロ棋士を負かしたり、2021年度までに東大入試突破を目指したり、俳句や和歌を作ったり小説づくり までと研究が進んでいます。
AIは記憶や学習といった人間の知的活動をコンピュータに肩代わりさせることを目的とした研究や技術ですが、工場の自動化にも欠かせない分野であり生産人口減をカバーしたり、新しい価値創造に貢献することでしょう。